音節とアクセントの基本的な発音

�@アクセントのある音節の母音は強く、長めに、はっきりした音色で発音
�Aアクセントのない音節の母音は弱く、短く、あいまいな音色で発音

例：　он　тут　её　аист　дуэт　молния　былина　

　　　взволнованный　など

母音の弱化

�@アクセントのない母音字「о」は発音上の区別がなくなる（※位置により音色が異なる）

　≪語頭にある場合とアクセント音節の直前にある場合≫　ややはっきりした “ア”

例：　она　окно　тогда　оборот　приводить　など

　≪アクセント音節の二つ以上前の語頭でない場合≫口を大きく開けない弱い “ア”

例：　новизна　помидор　колокола　слово

　　　колокол　проволока　など


�Aアクセントのない母音字「я」と「е」は弱くなって同じ発音になる（※位置により音色が異なる）

　≪語頭にある場合およびアクセント音節の前にある場合≫ややはっきりした“イに近い エ”

例：　язык　японский　пятно　мясной　мясокомбинат

　　　еда　Европа　среда　передовой　など

　≪アクセント音節の後ろにある場合≫子音字の後ろで“弱い ア”、母音字の後ろで“弱いヤ”

例：　доля　армия　поле　собрание　など

子音の同化　※同化＝隣接する音声に影響をうけて似た音質に変わること

�@無声化　下記２つの条件により有声子音字１０個中６個が無声子音になる（б・в・г・д・ж・з）

　≪語末≫

例：　лоб　лев　юг　сад　этаж　газ　рябь　кровь　сядь

　　　рожь　грязь　поезд　　дождь　など

　≪無声子音の直前≫

例：　ювка　всё　ногти　водка　дожка　низкий　

　　　сдавься　редька　лезьте　громоздкий　など

�A有声化　下記の条件により無声子音字１０個中３個が有声子音になる（к・с・т）

　≪有声子音の直前の位置にある場合 ※これらの字母が「ь」が伴う場合も有効≫

例：　вокзаг　также　сбор　сдача　отбор　отдых

　　　просьба　модотьба　など

�B軟化　子音字の連続を軟子音の連続として発音する場合≫

　≪子音字中の５個（т・д・н・л・с・з）が続き、後のものが軟子音として発音される場合≫

例：　оттиск　рассечь　иззяб　днём　слеза　снег　гость

　　　здесь　гвоздь　исследвать　など

※注　上述３種の同化は、１語内だけでなく一続きに発音される連続する２語の子音字間でも発生する

例：　 無声化：　в саду　,　из сада

　　　 有声化：　к брату　,　с братом　,　как бы　,　тут же

　　　 軟 　化：　с нин　,　из тех

特殊な発音 　以下の綴りや個々の単語は、特殊な例として注意を要する

１）　сш，зш　⇒　сшить　，　из шерсти

２）　сж，зж　⇒　сжать　，　визжать

３）　сч，зч　⇒　расчёт，счастье

４）　　стн　　⇒　частно，честнее

５）　　стл　　⇒　стлать，счастлив

６）　　здн　　⇒　поздно，позднее

７）　чтоと派生語　⇒　что，чтобы，что-то　кое-что

８）　конечно，скучно

９）　легко，мягкнй

10）　легче，мягче

11）　его，чего，кого，сегодия

12）　-его，-ого　⇒　синего，нового，одного
　　（形容詞、代名詞および形容分詞の単数男・中性生格または体格の語尾として現れるものに限る）

１）　Амур　，　Дон　，　Волга　，　Обь　，　Урал　，　Байкал

２）　Европа　，Африка　，　Азия　，Америка

３）　Россия　，　Япониа　，　Англия　，　Китай

４）　Сибирь　，　Приморье　，Камчатка　，　Сахалин

５）　Москва　，　Санкт-Петербург